AmazonやFacebookは怖いからリアルの本屋に行く
ネット社会。
Amazonは自分が買いそうな商品をサジェストする。
「こんな本興味ない?」
「この前君が買ってたあの本、一緒にこんな本も買われてるけどどう?」
興味がある本に類似した商品や、セットで買った方がいい商品など(歯ブラシと歯磨き粉とか)、を教えてくれる。
すごいシステムだ。
便利だし、自分もあの「この商品を買った人は~」のリンクから商品を買ったこともある。
けど、怖いと思う。
FacebookやGunocyも同じように怖い。
彼らはメディア事業者だから、アクセス数を増やして、たくさん広告を見てほしい。
そのために僕が欲しがりそうな情報を、上位表示やプッシュ通知などで誘惑してくる。
「この記事見ない?」って。
自分の情報を得る範囲が、得られている情報がどんどん狭まっていく気がする。
この、”どんどん狭まっていく感”が怖さの内実だと思う。
自分の興味がどんどん狭まっていく。自分が興味を持つ情報だけが自分の周りに増えていくけど、
知らないことは知らないまま。
リアルの本屋に行く理由はこの背反で、
自分が興味を持っていない情報も目に入ってくるから。
平積みされた本だったり、「店員のおすすめ」みたいな特集コーナーがあったり。
無目的に本屋に寄って、普段行かないような棚のところまでうろうろしてみる。
自分の興味の外の情報が入ってくるので、自分の世界が広がったように感じる。
アンテナを高く持つだけでなく、広く持つために、多様な情報源からの情報摂取を心がけていきたいと思う。