就活って恋愛みたい、という話

何かを理解する時便利なのが、例。

 

就職活動という得体のしれないものを前にした学生が聞く例としてよくあるのが、

「就活は恋愛みたいなものだから」

という話。

 

企業選びは恋愛みたいなもの、と言い換えた方がいいかもしれない。

 

適切な企業選びを恋愛に例えながら書いていく。

 

 

就活はマッチングが重要

就職活動とは企業選び。

売り手市場になった今では、企業を選ばなければどこにでも入れる。とりあえず社会人にはなれてしまうわけだ。

ただ社会人になるだけではなく、”幸せな”社会人生活を送るために何が必要になるだろう。

 

必要になるのは、「マッチング」。

企業が求める人物像と、自分自身がマッチしている必要がある。

 

マッチしていないと、早期離職や過労に繋がってしまう。

www.sankei.com

内定を得ても、そことマッチしていなければ”幸せな”社会人にはなれないだろう。

 

恋愛に例えると、

「付き合ってみたけどやっぱ合わなかったわ、別れよう」

というやつ。

 

 

”幸せな”社会人とは

幸せの定義は人それぞれだろう。

・仕事をバリバリ

 ∟成長したい人

 ∟お金を稼ぎたい人

・仕事はほどほどに

 ∟趣味に打ち込みたい人

 ∟家族との時間を大事にしたい人

上記はMECEには程遠い分類だが、例として。

人それぞれ違う。

 

なので、みんなに当てはまる「いい会社」「悪い会社」は存在しない。

自分に合う(かもしれない)会社と、合わない(気がする)会社だけ。

 

みんなにとって素敵な人はいなくて、

自分の好みは人と同じではない。

友達と話している時に可愛いと思っている人の話をしたら、

「え、お前あの子?俺とタイプ違うわ~」

って言われることもあるでしょう。それ。

 

 

新卒の重さ

恋愛であれば、

”1回付き合ってみる”

も別にいいだろう。やり直しは利くわけだし。

 

新卒というのは企業から一番期待される人材だ。

中途採用は戦力の穴埋め・補強であり、会社を作っていくのは新卒なのだから。

新卒のカードを使えるのは1回だけ。

そういう意味では付き合うというよりは結婚に近い。

 

結婚して別れた人が3割いるのは上記のとおり

大卒の離職者、3年以内に3割 厚労省まとめ - 産経ニュース

だが、早期離職は悪いとは思わない。合わないと思ったらすぐ辞めた方がいい。

 

でもどうせなら結婚してそのまま過ごしたいじゃん?というのが自分の意見。

 

 

自分に合う(かもしれない)会社を探すために

 

就職が結婚だとすれば、その相手を見つけるのが就職活動だろう。

そのためには、

・自分の好きなタイプを知ること

 :どんな仕事が合うのか、どんな企業文化の会社が合うのか、どんな働き方が合うのか

・相手を知ること

 :その会社はどんな会社なのか、どんな仕事ができるのか

 

就活と恋愛の対比を以下にまとめる

色んな人に会ってみる 

→合同説明会等で色んな企業と話す

 

1回付き合ってみる 

→1dayインターンに行ってみる、体験する

 

同棲してみる

→5days~の長めのインターンに行ってみる、より深く体験,理解する

 

結婚する

→就職する

 

離婚する

→退職する

 

 

各人にとっての”よい”就活、”よい”社会人としてのスタートを心から願いつつ。